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2008年7月17日 (木)

待ってくれ円城さん、話せばわかる!(kenzeeさん、アンタァ…その2)

司会者「イヤ~kenzee教授サン、やってくれましたね~デタラメトーク」

kenzee教授「ワタシがいったい、いつデタラメトークをしたというのかね」

司会者「今度という今度はホンット、「月食の日」のときに続いて、世界に恥をさらしてくれちゃってますからねえ。ま、話はコレを見てからですね」

    円城塔さんのブログ「Self-Reference ENGINE」

kenzee教授「やあ、円城さんは愉快だなあ、芥川賞を記事にせずにウチのチンコの賞を記事にしているよ」

司会者「そんなところはどーでもいいんだよ! 問題はココ!」

    薔薇の名前はそんな話じゃないと思った

    そんな話じゃない……そんな話じゃない……そんな話じゃない……

司会者「そんなエコーかけたってダメなの! この記事に対するリアクションだと思うのですが、

    イタリアのウンベルト=エーコ「薔薇の名前」にも「物語の物語」が使われる。修道院で殺人事件が起こる。この修道院の中には図書館がある。そして中世のカトリックによって禁書とされた本がいっぱいある。主人公はコリャ、事件と関係あるんじゃないかと思って、それらの禁書を読み始めると……という設定で「物語の物語」が展開される。遠藤の恋愛話がやたら長いのはこういった60年代の実験的な南米文学などに親しんだ磯崎氏ならフツーの手法なのだろう。

で、wikiで調べてみたら……そんな単純な話じゃないじゃないですか! アンタ本当に「薔薇の名前」読んだのか?」

kenzee教授「イヤ、アノ違うんですヨ、タハハ~「薔薇の名前」は1986年にショーン・コネリー主演で映画化されているウィリアム役のショーン・コネリーが禁書とされている本を大量に読む、というシーンがある。映画ではこの部分しか描写されないが原作にはその本の内容が逐一紹介される、(って聞いたケド…)映画は原作の「枠物語」の「枠」の部分だけで構成されているんだね…」

司会者「読んでないだろう

kenzee教授「テヘ、映画しか……」

司会者「オレら素人はダマせても円城さんはダマされないぞ!」

kenzee教授「ま、ハッタリかますにしてもwikiぐらいチェキれよ、と。ゴメンね。読んでないんだヨ~ン。てか、wikiの解説読んだらまるで円城作品のようなテイストだね。

    エーコの小説の「枠」を外した事実上の「始まり」の部分は、「初めに(原初に)、言葉があった( In principio erat verbum.)」(『ヨハネ福音書』1章1節)であり(wiki)

司会者「つぎの著者につづく」を思わせるものがあります」

kenzee教授「清貧論争」に「普遍論争」、聖書やキリスト教神学からの引用も多く、キリスト教の歴史と笑いについて問題提起した書でもある、と。因みにウンベルト・エーコは「記号論」という著作でも知られる学者なのだ。ホントに円城テイストだね。版元は東京創元社だし。ベタなミステリー仕掛けとみせかけて、宗教、哲学、果ては記号論にまで発展していく。「つぎの著者…」のあの、中世ヨーロッパ的な雰囲気はもしかしたらコレの影響かもしれん」

司会者「感心してる場合かよ! アマゾンで在庫ありになってるみたいですからさっそく買ってみたらどうですか」

kenzee教授「イイ表紙だねえ。なんかホントに円城テイストだねえ」

司会者「で、円城さんがkenzee賞を記事にしたって事実はスルーですかい」

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コメント

まいど、ここは読むとなんか元気が
出ますね(笑)私は例の連絡を、行きつけの
沖縄居酒屋で待ってたんですけど、各社
担当編集者以外に、友だちが、独自に予約取っていっぱい駆けつけてくれて、えらい
楽しかったです。

投稿: 木村紅美(本人) | 2008年7月17日 (木) 19時16分

あ、今回は残念でしたね。
井上荒野さんは編集者36人と待機してたそうです。どこの団体バスツアーなのかという感じですが。
>沖縄居酒屋で友達がいっぱい。
楽しそうな宴会じゃないですか! モチロン、結果の連絡を受けたときはこう言ったんですよね!
芥川電話「あ、木村さんですか。今回は残念でした」
木村先生「そうですか。差し支えなければどなたが受賞したのか教えていただけますか?」
芥川電話「楊逸さんです」
木村先生「イヤ~ン、ヤンイー」
なんだか楽しそうだなあ。

投稿: kenzee | 2008年7月17日 (木) 22時02分

あ、それ、言えば良かったです(笑)

ところで『月食の日』創作秘話
http://blog.miyatakenozomi.com/
最初にインスピレーションを与えてくれた
友人の素敵なシンガーソングライター、
宮武希さんがアップしてくれました。
「春一番」にも出てる方なんですよ。

投稿: 木村紅美(本人) | 2008年7月18日 (金) 16時20分

ヘ~。宮武希さんのブログと公式サイト拝見いたしました。CDの参加ミュージシャンとかスゴイですね。カルメン・マキとか。You Tubeがどうしても見れなかったんですけど。70年代テイストの音楽なのかな。
 朗読いいですねえ。小説をケータイで配信とかよりポッドキャストで配信とかしたら需要がありそうな気がするんだけど。電車で聞けるし。しかし、「風景」ってのはなにによって形作られるのでしょうね。目に見えない音楽に対して我々(健常者)がイマジネーションを働かせるのに近いのかも知れない。

投稿: kenzee | 2008年7月19日 (土) 09時51分

kenzeeさん、お久しぶりです。
木村紅美先生も、お久しぶりです。

いろいろありまして全くカキコできていませんでしたが、そちらの方はひと区切りつきました。これからは安心してツッコミを入れることができます(^^)

kennzee賞は柴崎さんだったのかあ。やっぱりkenzee賞だなあ(謎
で、円城さんに「薔薇の名前はそんな話じゃないと思った」と書かれるというオチまでついた、と(笑

そして、いつかまた使う日が来るかもしれない「イヤ~ン、ヤンイー」という言葉を世界に向けて発信した、と。

でも今年下期も文芸誌に音楽の登場する作品が続々と登場したら、kenzeeさんの料理がもっと楽しみになるな~、と。

これでホントに増えたらもっと楽しいケド(^^)

「ネットってこえ~」だから、あながちない話じゃないかも(笑

それではkenzeeさん、またよろしくお願いしますね(^^)

投稿: 蘭丸 | 2008年7月28日 (月) 23時35分

どうも暑い日が続きますね蘭丸さん。
しばらくサボってまいりましたが書くべき事柄は山積みでございます。
・kenzee賞講評。どうして「星のしるし」なのか。
・楊逸受賞その後。受賞後の世の中のリアクションがなんかヒドい。
・しかし今年の夏は暑い。
と、論点を整理して今夜あたりから地味に再開しようと思います。(ていうかこういう風に宣言しないとダラダラと流されてしまう)
お楽しみにね!(冷汗)

投稿: kenzee | 2008年7月30日 (水) 08時50分

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