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2011年6月19日 (日)

鶴光のナナメに読むブログ

司会者「大変なことが起こってしまいました」

kenzee「ワナワナ」

司会者「前回、紹介した文才風俗店・梅田「ヒーローズ」サイトの、ヒーローズ店長竹内様より直々にメールをいただきました」

kenzee「なんだこの昔の深夜放送的な展開は。オレも「鶴光でおま」とか言うべきなのか」

司会者「やっぱり天才的な文章でメールが送られてきたのですか?」

kenzee「てっきり「ken自慰さんに淫ビテーション」とか書いてあるのかな、と思って読んでみたらちゃんとした文章だったので、それはそれでちょっとオモシロかったのだ。大筋としてはこんな内容だ。「突然、お店のサイトのサクセス数が急増した。何事!?と思ってリンク元をたどっていったところこのチンコブログに行き着いた。まずは紹介してくれてありがとう、というお礼だった」

 初めまして。ヒーローズ店長の竹内と申します。今回ブログに取り上げていただき誠にありがとうございました。お蔭様でアクセスが急増しております。ご存知の通り当店は激安店です。したがって誰が見てもかわいい、という女の子ばかりではございません。写真をどう撮ろうが加工しようがたかが知れております。

司会者「なんという冷静な評価! さすが店長さんだ」

 そんななかで唯一無比の個性を出すにはコメント(紹介文)しかないと考えた結果あのような内容のホームページへと成長しました。

kenzee「やっぱり一定のレベル以上の女の子はみんな有名店に行ってしまうので、新規のお店が顧客をつかむためには女の子以外の付加価値が必要なのだと思うんですよ。で、ゼロ年代以降に顕著だったのはやはりコスプレとかですよ。なにしろ衣装だけドンキで揃えればいいので簡単だった。しかし、そんな安直な付加価値が2010年代にはもはや無効であることは昨今のメイドカフェブームの失速などを見てもわかるだろう。料金も数年前なら考えられないぐらいのレベルまで下がった。もう女の子やサービスの内容で差をつけることは難しい過当競争の時代に突入してしまったのだ。そこで店長さんは考えた。コメント文で差をつけようと!」

司会者「このあらゆる社会システムが成熟しきってしまった感のある2011年にあって、「発想力、クリエイティビティ」で差をつけようと。現代の松下幸之助のような人だ」

 しかしすべて(の文章)がデタラメという訳ではありません。「半分はホント、半分はその情報から得られた妄想」をコンセプトに文章は制作しております。ですから自ずとスタッフの個人的趣味が垣間見える文章となるのは至極当然の結果といえます。ブログでコメントいただきました通り当店スタッフはハードロック、ヘビーメタルに傾倒してるふしがあります。それだけでなくパンク、ハードコア、プログレ、昭和歌謡から東映実録路線にいたるまで様々な趣味を全面に押し付けておりますので、風俗店のホームページとしてはどうかと心配されるお客様や関係者の声も聞こえますが、それでいいと思います。

司会者「大阪・梅田にあって、なぜか中央線テイストなんですな」

kenzee「でもボクはこう思うんだね。こういったホテヘルという「エロ」と「サブカル趣味」の同居という打ちだしは決して突飛な発想ではなく、むしろかつてのエロ本の猥雑さへの回帰と考えることもできるのではないだろうか。たとえば「エロの敵・今、アダルトメディア起こりつつあること」安田理央・雨宮まみ著(翔泳社)によれば、今、エロ本の世界も大変で今のエロ本のほとんどはフルカラーですべてのページがエロを目的としたページなのだそうだ。今、これを読んでいる人、たとえば女性の方などは「エ? エロ本て全部がエロが目的じゃないの?」と不思議に思われるかも知れないが、昔のエロ本はフルカラーではなくモノクロのページがあって誰が読むんだ!?といったような特集や連載が人知れず熱く掲載されていた。例えば杉作J太郎さんはパンチザウルスのモノクロページでエンエン「伊賀野カバ丸」とか「直撃!地獄拳」などを熱く語っていたのだ。吉田豪さんもエロ本で活躍していた過去がある。かつてエロ本とはサブカルライターの修行の場であった。安田理央さんはこの昔のエロ本についてこう述べている。

 かつて、エロ雑誌のモノクロページはアナーキーなパワーを持っていた。80年代からエロ業界に携わっているライター・編集者のラッシャーみよしは当時のエロ雑誌の状況をこう語る。「出版社も今より、ずっといい加減でしたね。グラビアにハダカが入っていればいいってことでモノクロページはみんな好き勝手やってましたよ。マニアックな音楽やら麻薬の話やら…。出版社の上の方は内容に関しては何も言わないんですよ。社長がヨッシャって言ったら、それでいい。(中略)牧歌的な時代ですよ」ハダカさえ載せていればあとは何をやってもいい。…昔のエロ雑誌を語るときによく言われる話だ。別冊宝島「性メディアの50年」掲載の自販機本元編集者座談会でもこんな発言がある。

「だから、中身を見て、これをやっちゃけしからんとか、もっとこうしろとか、そういうことは一切なかったですね」(自販機本「コレクター」元編集者・木村聡)

「あの頃は、巻頭と巻末のグラビアさえ押さえておけば後は好き勝手できたよね」(自販機本「EVE」元編集者ピストン原田)(エロの敵・今、アダルトメディア起こりつつあること)

ちなみに「EVE」では根本敬、桜沢エリカ、スージー甘金といったガロ、ニューウェーブ系の漫画家を起用していた。「コレクター」では米沢嘉博、竹熊健太郎、大塚英志、高取英といったほとんど文芸誌か!?といったメンツを揃えていた。自販機本ですよ! こういった「エロとサブカルの同居」という傾向は90年代にも続いていて、有名なところでは「ザ・ベストマガジン」に長期連載していた村上龍の「すべての男は消耗品である」とかだろうか。すでに地位も名誉もある村上龍が毎回、「ホントになにも書く気がしない。今、私は新宿のホテルにいるが、きっとみんなセックスなど敢行しているときにナゼ、原稿など書かなければならないのか」とか中原昌也より10年早く中原テイスト全開で毎回ダウナーであった。ところが現代のエロ雑誌ときたらこのようなエロと無関係なページがなくなってしまったというのだ。安田氏の2006年の調査によればサンプルとして選んだ20誌の内、読み物のページがあったのはわずか4誌だったという。

 サンプルとして選んだ20誌のエロ雑誌を全てチェックしてみると、エロ以外の要素があったのは「ケータイ・バンディッツ」の14ページ(ゴミ屋敷潜入ルポなど)、「ヴァッカ」の13ページ(芸能ゴシップや世界三面記事など)「特選小説」の10ページ(コラム「我が心の時代劇」など)「S&Mスナイパー」の4ページ(かなりマニアックな書籍やCD紹介)「ナイタイマガジン」の1ページ(掟ポルシェの人生相談)のみ。かつてはどのエロ雑誌にもあった映画やレコード紹介のコーナーも、ほとんど姿を消していた。(エロの敵・今、アダルトメディア起こりつつあること)

で、なんでこんなことになったかというと90年代半ばあたりからネットの普及等もあってエロ本が売れなくなった。売れなくなるとエロが足りないんじゃないかって話になって、エロと関係ない部分は排除され、モノクロは広告とれないという理由でフルカラーとなり、全てのページに一息つくヒマもない勢いでハダカが載るようになった。結局、元々エロ雑誌にあったサブカル要素は裏モノ系(三才ブックス「裏モノの本」、ミリオン出版「GON!」など)と呼ばれる一般誌になって姿を変えて生き残った」

司会者「なんか、「駅前の商店街」みたいなノラクラしたものが姿を消して、その代わりに郊外のロードサイドができたみたいな消費社会論に近いものを感じますね」

kenzee「昨今、たとえば製造業などの現場は「労働集約型」などと呼ばれ、仕事から人間味が失われているという批判があるが、さしずめ今のエロ本の状況は「エロ集約型」になっていて人間的なエロではなくなっているのかもしれない。風俗サイトも同様だ。今のサイトといえば、とにかく女の子の写真、年齢、スリーサイズ、一言コメント、あと料金表、イベント、以上。といった最低限のデータのみで余裕のないものがほとんどだ。そんな現状にあって店長さんのように読み物で目立つ、という発想はかつてのエロとサブカルの関係を考えれば本来あるべき姿のような気がしてくる。

 実は今のホームページは今年の1月から始動したのですが、旧ホームページから新しいホームページを制作する際、スタッフで話し合いをした結果「カジカジに取材されるお店を目指そうぜ!」ということになりました。それから約半年、今回のブログで取り上げていただいたことにより我々の自信は確信へと変わりました。次の目標は「杉作J太郎と吉田豪にも紹介してもらおうぜ!」になったこともここで報告させていただきます。(店長様のメール)

司会者「そんな、トラック野郎の話でカジカジに!」

kenzee「もっと向井理とか櫻井翔の話とかしないと難しいんじゃないかなあ」

司会者「それにしても今の世の中で、こう目的を持って事業をされているのは素晴らしいことだと思います」

kenzee「ホントだ、フザけて取り上げたサイトの人がこんな熱い人だったとは。世の中捨てたものじゃない感がありますね今回。というわけで梅田のホテルヘルス「ヒーローズ」には続々新人さんが入店しているそうなので、「まんだらけ」とかの帰りとかにどうでしょう?」

司会者「そんな感じですね! 「FOREVER」(かの大滝詠一・山下達郎も御用達の中古レコ屋)の帰りとか」

kenzee「イヤ~キュレーションってスゴイなあ。もうちょっと眠れる獅子たちを紹介していこうかナ。この「CD屋をつくりなはれ」は京都のCD屋さんがお店のプロモーション用にやっているブログのようなのだが、もう2年近く更新がないということはもしかすると閉店されたのかもしれないが。ゼロ年代のCD小売業のドタバタ感を冷静に批評し、またこの時代のCD店の大変さが実にウイットの効いた表現で記録されているのだ。私も一応元CD屋なので身につまされる話も多い。っていうかボクは一時この人の文章をマネようと思っていたぐらい個性的な文章だ。一応「イチカワ実和子」というペンネームなのだが男性キャラという設定になっている。のだがこの文章は間違いなく女性によるものだ。京都の人らしくネタふりが長く、引用するのが難しいのだがたとえば2008年10月5日のエントリー「CEOとWE WILL ROCK YOUと邪馬台国」の書き出しなどマネしたくなります。

 こんにちは。たまにCD業界誌?みたいな冊子(本?)が業者さまから送られてくるのですがこの世界?に入ったときに「こういうのんを読んどくべきだ」と所詮パイ型の諸先輩方に教わった記憶もありますが読んだことありません。何故なら僕はカニージャ並のスピードとバティストゥーダ並の破壊力を持つリケルメ並のファンタジスタだからです。(もちろん)ピクシーでもいいけどね。しかしそんなんばっかり言うてるだけではファッションパンクみたいであかんかなァとか思ったのでそのテのんをパラパラみましたらどかの外資系のシャチョさんのインタビューが載ってました。まだ結構お若い方のようでした。こういう系の人はよく「今もたまにクラブ行ったりしちゃいます(苦笑)」とか書いてますね。いいですね。鼻くそみたいなプロフィールですね。やっぱ枕詞は「クラブ」ですね。ほんと(苦笑)は魔法のコトバですね。

司会者「クラブとか(笑)」

kenzee「とにかくこの人はザ・業界人(エイベとかUSENの社長とかより渋谷系寄りの)みたいな人がキライな純然たる京都人なのだ。2007年10月13日の「サイモンとガーファンクルと女子」にもその思想は表れている。

 「素敵なジャケ」、言い出したらキリなけどね。僕はパティ・スミス、「ホーセス」の他にはサイモン&ガーファンクルとか思い浮かべますね。村上隆とか宇川直弘とかあんあダサいんやなくヒプノシスとかあんな手ェ込んでる風やなく正統派でシックなベクトルでね。(中略)CD屋の話ですがこのサイモン&ガーファンクル、実は結構若い?女子に人気があるんですよね。ズバリ「かわいい女子」が結構買っていくんですよ。あんま若い男の子は買わんかな。おじさんか若い女子。女子でも……そうですね、かわいくて上品な感じの女子が多いですね。ギャルトラまつたけ狩りトランスとかちゃう感じね。(中略)なんか、そういうのを、ギャルトラとかやっててもエエようなこましゃくれた年頃に、今どきの流行り廃りとか抜きにいいって思えるって素敵じゃないですか。ちゃんと素敵なものを知ってるってことですからね。基本男子はカッコつけますからね。なかなかS&Gが好きとか言いませんしね。何がすきと言うなら最近のワケわからんmyspaceで探してきたようなバンド言うたりしてね。なんかそういうがっついた音楽の触れ方してへんとこもいいじゃないですか。無駄にレアグルーヴだソフトロックだ北欧ものだと無理せんとことか。かわいいに決まっちょりますな。

司会者「S&G好きの女子はややこしくなさそうでいいなあ」

kenzee「これがブルース&テリーとかサント&ジョニーとか言い出したらソフトロックのなんとかみたいなややこしい女だゾ」

司会者「再発CDの激安定価についても批判している」

「その気になりゃァ」で思い出しましたが僕をその気にさせてくれへんのは、やはり「ユニバーサルレコード」。ここの毎月の新譜紹介とか見てると、ニルヴァーナの「ネヴァーマインド」とか毎回載ってんちゃうか?とか思います。何かしらの何か」がついて毎月発売されてるような気が。

SHMCDのネヴァーマインド

1470円のネヴァーマインド

デカジャケネヴァーマインド

3枚買ったら1枚あげるよネヴァーマインド

ネヴァーマインド+10

DVD付きネヴァーマインド

ベストセレクト100シリーズネヴァーマインド

ゴールドディスクだネヴァーマインド

2009年のネヴァーマインド

パルミジャーノソースカルボナーラ風の…

まあいいや。
とりあえず僕のやる気を失わせる永遠の青春のスピリッツ、ネヴァーマインド。の、リリース。 あと最近ならコレとかかな。UtadaThis is The One」国内盤(\3000)輸入盤(\1017)

最近顔面が話題の彼女の新譜。アメリカでリリース用とかですかね。

この価格差の同商品を売る厳しさは…「ジャスラックへの愛情」とかでカバーするべきなのでしょうか。 しかしそんなもの僕は持っていない、 どうすればよいのだ、 あきらめよう。 そんな感じです。 まあなんしかいっつも一緒で、いつまでも同じことやって同じ轍踏んでる気がしますね。ほんでコケる。 この会社(ユニバーサル)の人、飽きへんのかなァ。

司会者「この価格差はヒドイなあ」

kenzee「この2年後にUtadaはツイッターを通じてユニバーサルとモメることになる。渋谷系にはキビしい実和子さんだがこんな感じだ。

「フリーソウル」
「カフェ・アプレミディ」シリーズなんかで
知ってる方にはおなじみの
もう10年くらい、何十枚も大量に「セレクトCD」出してる
音源セレクターの
[カフェアプレミディ]のハシモト徹さんの新作コンパイルCDの

Freesoul


なんて注文書がきたので

Freesoul3

Freesoul2

kenzee「と、こう手厳しいのだ。確かにフリーソウルとかカフェアプレミディのヤツと較べるとこのヒップホップのコンピはあんまりだった。そして昨年、廃刊になったアノ雑誌にも批判の目が向けられる。2008年2月24日「さよならVOICE2」「さよならVOICE3」。痛烈な批判だが2008年の時点で的確だったことは否めない。長いのでアレだが、この怒りの文面だけは転載しておきたい。

結局ね、

そういう世代の人種がね、こういう業界に多く蠢いてて、そういう人らが

「(かつて)シスコレコードだった。」なノリで超B級みたいなもん引っ張り出してきて

さもこれがイケテル~★みたいなことを(そこそこトシで権力もってるから)情報媒体で流してリリースしてるんでしょう。

でも

実際の(もっと)ナウなヤングはそんなもの全然欲しがってないですよ。

なんだかんだいうて

出来のエエもん買うんですよ。そういう周辺情報より。

だってわかんないんだもん。

最近のヤングはもっと賢いんですよ。

だって美しくないんだもん。 
「僕らが情報発信してますよ」的なプレゼン醸し出して

「誰?」みたいなアーティスト紹介してリリースしても誰も振り向かないんですよ。

誰もあなた達になんか興味ないんです。 

まだみんな付いて来るって思ってるんでしょうかね。

昔は田舎の子が必死に付いてきたんでしょうけど、今付いて行かないんですよ。テメエで探せるから。

そんなヒマと金があったら「タイヨンダイさんのバンド」のアルバム聴いてライヴ行くんですよ。

プロやったらそれくらいわかってる筈でしょう。

だから1位がタイヨンダイのバンド、なんでしょう?

せやのにいつまでもTHIS HEATとかレジデンツとかレッド・クレイオラとか出してくる。

何の脈絡もなく。

ワケのわからん概念「オルタナティヴ」の名のもとに。無駄なプライドエクスプロージョン。

そこに多大なるズレがあると思いますよ。

つまり、

だから、

シスコレコードさんも閉店したんでしょう。

つまり

だから

結局

潰したんは、お前らやん!!!!

とか思います。

ダウンロードとかアマゾンとか以前に、

その渋谷系な時代と同じ発想しかせんまま、

(ただずっと同じ業界にいるから)で自然と得られる知識を得意そうに持ち出して「さも僕らが提示しているのです!フロム渋谷!」みたいな人たち。

一番わかってへんのはあんたらです。

そんな人が若者向けにテーゼを提示

ヤングはその美学と意味がようわからんから、やっぱmyspace。

ほんで「あいつら本物がわからんから」とヤングを小バカにする、と。

こいつァ春からDEATH渋谷系デフレスパイラル。寒すぎです。ミクシイのコンピの比やないです。

それが僕が言うてる「おっさん&おばはん」そして「渋谷系」なんです。

せやし渋谷系嫌いなんです。

「今時いねえよそんなヤツ」

いや、いますよ。

天下り用の3セクみたいに名前変えていっぱいこの周辺に蠢いてます。

なんやワケわからんのんばっか探してきて

答えは一括、

「myspaceで試聴できます。」

みたいな今となっては素人でも出来ることを簡単に仰るメーカーとかちっちゃいレーベルとかに。

若者にも理解あるようなスタンス見せる、

しかしホントのところがやっぱり何かズレてる、

かつて渋谷系だった音楽階級!必死で過去を生きてるマイノリティー業界の重鎮。つまり若いおっさん!

アーンド

おばはん!

あんたらが一番の音楽文化破壊者やねん!

とか思います。

こういう人たちとこういうノリがね、もう、本当に古いと思います。

もうあきらめろよその音楽バブル期自慢。fromいち地域からの。

とか、思います。(「さよならVOICE3」より)

kenzee「まったくなにも反論ナシ。これぞ良心。このブログは滅多にここまで本音いう回はないんだけど、ネタの回のほうがもちろん面白いんだけど、音楽の興味でウチを見てくれてる人はこの「CDつく」一年分ぐらい遡って読んでみて欲しい。ゼロ年代のCDの小売の現場でなにが起こっていたのか知る手掛かりになるだろう」

司会者「イヤ~キュレーションやってるとあっという間に字が埋まってしまいますが」

kenzee「そろそろウチの自分のネタださないとね」

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2011年6月14日 (火)

シモネタキュレーションの時代

kenzee「イヤ~やっぱギャル演歌はイイにゃあ」

司会者「またギャル演歌? 加藤ミリヤのリンダリンダのヤツの話か?」

kenzee「なにを言ってるんですか。MAICOですよ。今年の3月にデビューアルバムがでたばかりの才能ある若いシンガーソングライターです。今年の3月にでたアルバム「LIFE IS SPECIAL」は鮮やかに2010年代を切り拓く、「現代におけるドリカム関係とはなにか」を問う快作です」

司会者「フ~ン、浜崎さんのようにドロドロしてないし、加藤ミリヤのような洋楽への憧憬もない、コンビニのBGMで流れたときにもっとも説得力を持つタイプの音楽ですね」

kenzee「また、西野カナのようなコンプレックス丸出しの歌詞世界でもない、とても屈託のない歌詞。こういう歌詞は新興住宅地で育った人にしかだせない味だと思うのだがどうか」

司会者「確か「ラララハッピーデイズ」のように楽しいキャンパスライフを平然と歌うところなどこの人は「ケータイ小説的想像力」から切れてるように思いますね」

kenzee「ひとことで言うとポジティブな音楽なのだ。だが、まさかこんな若い女性シンガーソングライター(1985年生まれ)がユーミンさんやドリカムを聴いて育ったわけではないだろう。彼女の青春には常に浜崎のようなトラウマ音楽がBGMのように流れていたはずだ。だが、彼女はトラウマを語ろうとしない。負の感情を共有しようとしない。とても肯定的な音楽なのだ。っていうようなことを今でてる「Quick Japan96号」(オードリーの春日じゃないほうの人が表紙の黄色いヤツ、またはももいろクローバーのリーダーの人)のコラムページに寄稿させていただきました。よかったら読んでネ」

司会者「長い前フリの宣伝だなオイ!」

kenzee「最近、新書をまたイロイロ読んでてね。佐々木俊尚さんの「キュレーションの時代」(ちくま新書)を遅ればせながら読んだ。超手短に説明すると、もはや現代のマーケティングとはかつての「若者向け」や「F1層」向けといったような大雑把な括りでは到底適切な戦略がたてられない趣味が細分化された時代だ。たとえば90年代に一世を風靡したCDショップHMV渋谷店の閉店について佐々木さんはこう述べる。かつて個性をウリに全国展開したHMVだが、90年代終わりぐらいから画一化された店舗になり、店の個性が失われ、寒々しい店舗となった。かつて名物店員と呼ばれた人たちが持っていた機能を今はブログやツイッターなどネットメディア、また、そうしたメディア上で埋もれた才能や作品を発掘するオピニオンリーダーたちを佐々木さんは「キュレーター」と名づける。また、佐々木さんはご自身も現代のキュレーターを自認していてこんな風にネット界を観察しているのだ」

 私は2009年の終わりごろから、キュレーションという新たな可能性を感じるようになり、ツイッター上で自分自身によるキュレーション活動を実験的に始めてみました。日ごろ私は、膨大な量の情報をウェブ上で収集しています。(キュレーションの時代)

そしてグーグルリーダーに登録しているサイト数は700ぐらいで、一日、1000から1500ぐらいの新しい記事が流れてくるのだそうだ。それらの見出しにすべて目を通し、その中から数十の記事は本文を読むのだそうだ。つまり、」

司会者「だからこんなしょーもないタイトルつけたんか」

kenzee「佐々木さんはウチのブログをおそらくグーグルリーダーに登録している。そして1000近い見出しがバーっと並ぶ中で「シモネタキュレーションの時代」などというバカ見出しが流れてきたらきっと読まずにおれないだろう」

司会者「そんなくだらないイタズラはよせ! 佐々木俊尚さんタダでさえ多忙なジャーナリストなんだぞ!」

kenzee「ウチのブログも佐々木さんや速水さんや東浩紀さんのような有名ブロガーや莫大なフォロワーを持つ人のツイートによってフックアップしていただいたという経緯を持つ。こういった人々のキュレーション活動がなければQuick Japanの編集者の方にチンコブログが目に留まることもなかっただろう。そこで恩返しというわけでもないが私もネット上に眠れる獅子たち、世間に知られていない文才をこのボクちゃんがキュレーションしようと言うのだ」

司会者「で、とっておきのシモネタのブログを紹介するのか」

kenzee「ある日、私はいつものように関西の風俗サイトを巡回していた。もちろん、ホテヘルやデリヘルといった業種のサイトなどHMV以上に画一的だ」

司会者「大体アレって言葉決まってるでしょ、「超絶美女! ついに登場!」とか「トビっきりの巨乳ギャルが責めまくりで即昇天!とかパターンあるんですよね」

kenzee「パターン・サイエンス」(by思想地図)やね。だが、この大阪は梅田に店舗を構えるホテヘル「ヒーローズ」の煽り文句は風俗界きっての独創性で他の追随を許さないのだ。たとえば美咲あいきちゃん(18歳)など、こんなコメントだ。

 お店コメント……美味しそうなアノ子! あいきちゃん登場です。彼女の全身からエッチな香りがプンプン、リザーブ願います! 貴殿の食指メーター振り切ること確実でございます。お潮の加減もイイ塩梅。貴殿の指技の好スパイスでございます。恋人気分で乾杯! 美味しい料理とワインに舌鼓(いやらしい意味で)を打ちます。夜景も奇麗だが君の瞳も綺麗だよ(80年代風)

司会者「この店員、楽しそうに仕事してるなあ」

kenzee「今井さやちゃん(19歳)のコメントなどは秀逸だよ!

 平成3年生まれ! またまた胸の大きなティンネイジャーが入店してきました! なんとこの10代、元カレは我々世代の人気職種No.1の「トラック野郎」!! それを聞いた瞬間面接官の頭上には紐に吊るされた星の飾り物がキラキラと輝き「さ・さ・採用です! もちろんトルコなんて行ったことありません!!」と尋常ではない舞い上がり方だったとか…。経験が浅く「スマタは苦手だけどフェラはばってん荒川が餅を食べるような感じをイメージしながら咥えちゃいますよ♪」と10代のクセになんでそんなディープなネタを知ってるんだ? と疑いたくなる発言をしておりました。最大積載量は「夢いっぱい」今日も泣いてるヤモメのジョナサン!!!

司会者「この店員、女の子の魅力を顧客に伝える、という目的を忘れてないか?」

女の子(さやちゃん(19歳)のこと)コメント……いちゃいちゃしましょ♪ よろしくでーす! 好きなタイプは運送業関係の純朴な匂いのする人です。ハンドル握ったり積荷を積んだりトイレの紙を探したりした男らしい手で私を運転してください。ごっくん上等、発射オーライ!でも交通ルールは守ってほしいナ♪ トラックの排気音、ブレーキ音を聞くとどうにかなっちゃいます…ああ、トラック(大型)のことばかり考えてます…。好きな言葉は「荷台」

司会者「コレ絶対、女の子のコメント例のオモシロイ店員が書いてるだろ! 今の19歳がこんな文面書くか!」

kenzee「次の遠野まやちゃん(24歳)のコメントなど、どんなタミフル服用すればこんなブっ飛んだ文章書けるのか」

 当店イチオシの棒倒し競争チャンプ☆まやちゃん! 寝ても覚めてもポール、ディック、ペニー…のことばかり考えています。キンキンに凍結した貴殿のアイスキャンディー溶解必至でございます。Gカップバストによるパイズリは呼吸困難確実! 甘えん坊にして甘えん棒なのでイチャイチャ・プレイが必殺技とのこと。

女の子コメント…おち○ぽなめたいです♪ 男の人の下半身、男の人のパンツの中が大好き♪ なめたい、触りたい、硬くしたい、癒された~い♪ あなたの下半身に亡命したいな~♪ あなたの下半身に住みたいな~♪ あなたの下半身に名前をつけて呼びたいな~♪ ここで一句「お棒さん、私と一緒に一休さん」

司会者「だからちゃんと女の子にコメント書かせろって!」

kenzee「このコメントがホントに女の子が書いたものだったら違う意味でこの店「ヒーローズ」やね。この星咲りおんちゃん(19歳)のコメントは絶対19歳の女性の書いたテクストではないことは明白だ」

 女の子コメント…一生懸命頑張ります! 趣味は料理です。肉じゃが得意なんです。お兄様たちの肉じゃがたら料理にもチャレンジしたいです。お兄様たちの肉じゃがたら皮むきしながら首すじを責めてください。好きなタイプは江戸アケミさんです。クニナマシェ!」

司会者「このりおんちゃん(19歳)が生まれる前の音楽の話してどーすんの!」

kenzee「かの芥川賞作家絲山秋子さんが「文章の良し悪しは一行目で決まっている」と仰ってましたが次の書き出し(菅原りえちゃん(27歳)のコメント)はどうだろう。

 兎我野町に色情総合百貨店がオープン!

司会者「行きたいわ! その百貨店」

 愛嬌タップリお喋り上手でお湿りタップリお咥え上手でございます。超敏感な全身は責めポイント満載でお潮さんで足元ツルツル転倒注意でございます。

司会者「たまにはベタなことも言うんだな」

kenzee「この文才店員、どうやらハードロック、ヘヴィメタ野郎のようなんだね。次の女の子は高崎あきら(22歳)ですよ。

 激安店にしては明らかにオーバースペック気味! 期待大の新人さんが入店致しました! その名も高崎あきら!」

司会者「書いてるアンタがどうせ名づけてるんでしょ!」

kenzee「激安店にしてオーバースペックって、ちゃんとわきまえてるんだなあ」

 生まれ持った性欲はまさにLOUDNESS! 世界を震撼させたライトハンド手コキは最高BPM300!! 殿方のメイプルネックと性MOREダンカンを最大限に活かすテクニックは神レベル! そんな彼女と重厚なアンサンブルを奏でてくれるメンバーをただ今募集いたします!

kenzee「とにかくよくそんな次から次へとデタラメが飛び出るのものだ。優れた文才の持ち主なのは間違いないが残念なのはこのお店のサイトの目的、「顧客の性欲を喚起する」より笑いが先に行ってしまってるところか。次は襟裳みさきちゃん(27歳)だが」

司会者「ラウドネスの次は森進一かよ!」

kenzee「おそらくエクストリーム系の音楽全般がお好みなのだろう。こんなコメントだ。

 彼女面接時はセーラー服でしたから。「セーラー服と機関銃」の頃から大の薬師丸ひろ子ファン(原田知世、渡辺典子、でも可。角川三人娘)の面接官はそういう意味で躁状態!「快感……」何度もつぶやいておりました。

司会者「いったい「セーラー服と機関銃」の「快感…」ネタは何歳まで通用するものなのか。

上原さやかちゃん(25歳)のコメントもヤケクソだ」

 ビーチク(乳首)が性感帯でイチャイチャプレイに定評アリ。レッツゴー、ビーチク、SxOxB(すごいオーガスムなビーチク)でございます。いにしえの文明の起源は大河から。新時代のエロ文明は☆M女さやかちゃんが誘います。乳首がユーフラテス川!!(チグリス、ユーフラテス川)

司会者「チグリス、ユーフラテス川って20年ぶりぐらいに聞いたわ!」

kenzee「まさか世界史ネタが風俗サイトで飛び出るとは。この店員さんはスゴイ天才かもしれない。こんなデタラメなテクストは書こうとして書けるものではない。気になるのはこの作者は文章からかなりの大雑把な性格であることが伝わってくるのだが、たぶん個人ブログなどという面倒なことは続かないタイプだ。自分でこの資質に気づいているかも怪しい。仕事で仕方なくやっつけたであろうデタラメ文だがここにあるのは本物の個性だ。ボクはこのくだらなさをもっとたくさんの人と共有したい。ということでこの「ヒーローズ」の店員さんをキュレーションしたい」

司会者「ところでどういう店なんですか」

kenzee「サイトを見る限りでは彼の言う通り、普通の激安店だ。もっとも安いコースで60分、8,900円(パネル指名料、ホテル代込)ということだ。すごいのは雨とか降ると1,000引きになったりするらしい」

司会者「激安っていうか…ムチャクチャ安いですね」

kenzee「これを読んだ関西人の方、梅田にあるようですのでどなたかチェックしてみて! で、どうだったか感想ください」

司会者「性MOREダンカン…か…」

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