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恋愛辛い2.0(aikoマラソンPart.18、10thアルバム「時のシルエット」前編)

kenzee「引き続き演歌シーンについて調べている。サブカル業界において演歌シーンは今のところ、手付かずだと思ったので。ここで言う演歌業界とはコテコテのものであって、よくサブカル文脈で使われる昭和歌謡とは違う。演歌なら(かつて演歌CD屋に勤めていた)自分にアドバンテージがあるかもしれない、と思って最近の演歌雑誌とかチェックした。そしたらもはや「コテコテの演歌業界」というイメージすら幻想であったと判明したのだ。たとえば下の画像をみていただきたい。

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これは「月刊演歌アリーナ5月号」の1ページだが「長良グループ」と言って、山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよし、森川つくし、岩佐美咲、はやぶさといった豪華演歌歌手のクルーである。この豪華メンバーで全国のホールやアリーナを満杯にしているのだ」

司会者「おそらく客のほとんどは60代以上だと思うがサイリウム余裕」

kenzee「この「長良グループ 新春演歌祭り」は今年で7回目を迎える、もはやジーサンバーサンにとっては風物詩イベントなのだ。無論、これだけのメンバーが集まるのだから面白企画もある。持ち歌の交換などは当然のことながらメンバーによるバンド演奏も披露されたのだ。

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NF10(NAGARA FAMILY10)を結成。山川豊がアコギ、田川寿美がガットギター、水森かおりがトランペット、氷川がボーカル&カスタネット、森川つくしがキーボード、岩佐美咲がエレキギター、はやぶさドラム、という、どこのGIVE ME5ですか、といういいたくなるオモシロ企画。おそらくCD化はなかろう。また、客層の高さから鑑みてYou Tube等に違法にアップロードされる可能性も低い。実際に足を運ばなければ得られない体験だ。演奏されたのは「明日があるさ」だという。無論、メンバー全員のコーナーもあるので年寄りにはオナカいっぱいのショーである。また、3月21日に発売された五木ひろしのカヴァーアルバム「ブルース」には上田正樹「悲しい色やね」矢沢永吉「時間よとまれ」桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」といったロック、ポップスのカヴァーが収録されている。ま、五木といえばライヴではglobe「Departure」とか宇多田のカヴァーとかもやるので今更驚くべきではない。一体、演歌業界どうなっているのか。いわゆる暴力団的ないかがわしい世界ではなかったのか。よく考えれば北島クラスの年長者を除けば、演歌界、今やほとんどが団塊以降の世代なのだ。つまり、みんな拓郎や陽水以降、日本のロック、フォークで育った者が演歌界を担っている。そういえば吉幾三は完全にフォーク世代なのだった。そう考えるとこれはもはやサブカルチャーの一ジャンルと考えても良さそうだ。私が気づくよりいち早く、演歌業界独特の世界をカリカチュアし、お笑いへと昇華させた人物がいた。友近だ。彼女のネタで演歌歌手、水谷八重子というのがあるのだが、ホントに「芸歴40周年リサイタル」というネタ公演を全国ツアーで行ったのだ。先ごろ、DVDがでた。ツタヤでもフツーにレンタルしているので早速チェック。

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同期の門下生や昼間のヌルーイAMラジオ番組の相方、といった設定で中川家礼二、河本準一、チュートリアル徳井などと絡むのだが、本物の五木ひろしも登場してビックリする。友近らしい構築度の高いネタで、ダウンタウン世代のようなアドリブの遊びがないので時々息が詰まりそうになるが、よくできている。無論、定期的にこの業界、若い女性歌手もデビューしている。「恋力」が話題(主にオレの中で)の中西りえなど要チェックだ。

AKB岩佐美咲よりボクはこの子を応援したくなるね。忘れちゃいけないジェロも意欲的にシングルをリリースしている。ところで演歌クラスタからジェロに批判的な声を聞いたことがない。たとえば「黒人に演歌の心がわかるはずがない」といった。この演歌シーンの心の広さのようなものに可能性を感じないだろうか。友近のネタにしても演歌界ナメてんのか、といった批判は少なくともネット上では見当たらない。輪島祐介さんの「創られた「日本の心」神話」によれば70年代の初頭、演歌・歌謡曲は左翼批評に便利に使われたということだったが、もはや演歌シーンはネクストステージにいるようだ。もう少し様子を見てみたい。

司会者「それではファンの心が広いことで知られるaikoマラソン、アルバムではこれで最後になりました。10thアルバム、「時のシルエット」に参りましょうか」

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kenzee「時のシルエット」。2012年6月に発売された、震災後に発表された唯一のオリジナルアルバム。やはり前作「BABY」のようなアッパーさとは雰囲気がかなり違う。静謐な世界だ。印象論では「夢の中のまっすぐな道」に近いような気がするが、果たしてどうなるか。

・1曲目「Aka」

kenzee「いきなりのハイライトである。「飛行機」以来、連綿とつづくクリエイション路線のディストーション系バラード。しかし、震災後のモヤのかかったような現実にこれは切り裂くような力がある。あらゆる価値が相対化され、宗教すらネタとして消費されてしまう再帰的近代社会に撃鉄のように振り下ろされた震災。そして原発事故。この3.11以降の現実に対し、「あなたとわたしがいる、この幸せ」という事実の重要性を力強く宣言する。Akaとは赤、REDの意だと思うが、血、という生のメタファーあるいは朝焼け、夕焼けといった繰り返される日常を指しているのかもしれない。ところで園子温監督作品「希望の国」の中で、原発事故後の危険区域の中で生活を続ける老夫婦が描かれる。夏八木勲、大谷直子演じる夫婦。最後、放射能汚染の中で自死するまでのふたりだけの日常。この曲をい聴いて、ふと、そんなことを思い出した。映画の最後で燃え盛る老夫婦の記念樹の赤い炎」

・2曲目「くちびる」

kenzee「誰もが永遠にこのグルーヴに酔っていたいと願う、ゆるやかな16ビート。Fm7→Fm7onB♭→Gm7→C7→B♭m7→E♭基本、こういうツーファイブの繰り返しの世界。これを気持ちいいと感じない人間はなにかの線が抜けている。この、ゆるやか16ビートとツーファイブの繰り返しでジワジワグルーヴが発生するタイプの音楽といえばボクは真っ先にスティービー・ワンダー「Isn't See Lovely」を思い出さずにいられない。そして山下達郎「Love Space」も。コレ、最初の頃に(もし、「くちびる」までたどり着けたら)なんて書こうとしていたかというと、「「花火」で始まったaiko16ビート路線。13年の時を経て、こんな円熟した世界にたどり着くなんて。人間的成長がまさに音楽に反映された軌跡だ」みたいなことを言おうと考えていた。ところが大間違いで、インディー盤「astral box」('97)の中に「キスでおこして」という「くちびる」のプロトタイプのような曲があるではないですか。つまり「くちびる」のような曲を、この人はいつでも書けたのだ。しかし、メジャーデビュー後に放った16ビート曲といえば「花火」であり「アンドロメダ」のような変化球であった。この、鼻歌のようなソウル。彼女にとって、何か許せる時が来たのだろうか。「くちびる」のせいで日高屋のラーメンが伸びてしまった、菊地成孔さん。「くちびる」がお好きならゼヒ、「キスでおこして」を聴くべきだ。なにもインディー盤を手に入れる必要はない。シングル「ロージー」カップリングに収録してある。ヤフオクあたりに転がっているだろう。「Power of Love」のような曲を10回も繰り返し聴くことはできないが「くちびる」なら一晩中でもこのグルーヴに身を委ねられる」

・3曲目「白い道」

kenzee「「シアワセ」タイプの、「キーがE♭なのにひたすらA♭M7→B♭→Gm7→Cm7あたりをウロウロする16ビートロック。Aメロのひたすらウラでコードチェンジするところでつまづく者も多いだろう。(ライブで)こういうビートを強調するようなアイデアって同期モノのループミュージックではまったく迫力がでない。これも人力サウンドならではの魅力を湛えた楽曲なのだった。つまり佐野康夫さんのドラムありきの曲。2曲目、3曲目の流れは完全に座付き作家。ドラマーとアレンジャーを信用した曲作りだ」

・4曲目「ずっと」

kenzee「シングルらしい曲。ここで言うシングルらしいとは「aiko得意のスケールの大きいバラード」「全体としては素直な曲」「でもしっかり「あなーたーのあたたーかいー味ー」のような素っ頓狂なトーンが現れるところで快哉を叫ぶ我々」という一連の流れのことだ。珍しくサンプリングのドラムが使用されている。ま、全部人力だとトゥーマッチになっちゃいますからね。ここでもCm7→F7→Dm7→G7のような竹内まりやバリに素直な進行に順当なメロディが載る。なんかスゴイスタンダード感のあるアルバムなのだ。そう、「astral box」の「もう完成されちゃってるやん」的なスタンダード感を感じる。ずいぶん遠回りをしたようだ」

・5曲目「向かい合わせ」

kenzee「歌が始まったと思ったらイキナシAからCに転調しちゃいますヨ。イチイチ驚きませんけども。しかし、珍しくサビがE♭→B♭onD→Cm7→B→A♭→Gm7→Fm7とクリシェで進行する。トシとると人間丸くなるんスかねエーといった感じ。そういやAメロのC→Caug→C6→C7もクリシェで「あなーーたはー傷つきー」のCm7→Cm7onB→Cm7onB♭→Cm6onA→A♭→Gm7→G♭と半音で下降していくのもクリシェ。どうしたんですかね、あんな変形学生服みたいな曲ばっかり書いてきた人が詰襟制帽みたいな曲書いて。ま、もう大御所ということなのだ」

・6曲目「冷たい嘘」

kenzee「「しかし連絡がないなあ」こんな歌いだしのラブソングがかつてあったか。横山やすしですからね。「しっかし連絡ないナー、キミしかしー。オコるでキミイ」って言う時のトーンですからね。無論、キーボーも負けずに「キミなんか、連絡ないなあ、おもてたら警察から引き取りにきてくれて連絡くるガナ。それよりマシや」ヤッサン「待ちいなあ、キーボー。あんときは悪かったワ」といった流れが脳内で自動再生されるため、あまりマジメに今まで歌詞を聴いていない。しかし「恋愛の大家」と呼ばれる現在においてもチョイチョイやすきよが顔を覗かせるのがaikoの換えのきかない魅力なのだ。イヤ、キミこれしかし、いわゆる西野カナ以降の「完全に彼氏に二股かけられてるクサイけど、それでも好きなので辛い」リリックでは。無論、テーマは同じでも西野のように着信履歴がドウタラ、電話帳に「美香夫」とか「理沙太」といったありえない名前のカモフラージュがなされてて辛い、といった具象性の強い表現でなく…」

司会者「西野カナの歌詞にそんなのあったかなあ」

kenzee「そこはaiko、こういう恋愛辛いシチュエーションになると表現の牙が光るのだった。「毎日ため息つくためだけに息を吸うなんて」「目をつぶって潜る夏の水に流してしまおうか」といった、決してギャル演歌の人々には書けないフレーズが飛び出す。そういえば「恋愛辛い」の歌詞にもとうとうLINEが登場したそうだ。ソナーポケット「片思い」。LINEの既読無視(コメントがあっても、反応しないこと)が描かれる。まだ西野のように着信拒否とかメール無視とかだったら自分の中で解決すればいいのでアレだが、ソナポケのようにSNSでやられるとコミュニティ全体にバレるので「プwwコイツ彼氏に無視されてやんの。傷ついてる今のうちにカキタレにしてしまえ」などと悪いことを考える男子も現れるかもしれない。SNSと社会の関係はまだまだ研究の余地がありそうだ」

司会者「あと、思いっきり辛い別れをしたのに、相手が結構幸せにやってる様がツイッターやfacebookを通じて情報が漏れ聞こえてくるのも辛いと思います。人間、そんなに強くないからね。特に10代ならば」

kenzee「ウン、ボクはそろそろ「別れた相手が幸せそうでムカつく殺人事件」とか起きるんじゃないかとハラハラしてるんだ。ボクはfacebookもLINEもやってないヨ。SNS疲れなんてマッピラだからね。ソーシャルネットなんてブログのコメント欄程度で充分だと思うんだ。ツイッターだけはニュースサイト代わりに使ってるけどさ。未だにツイッターの使い方がよくわからないからね。次回はパンク曲の「運命」から始めるのがキリがいいと思う。7曲一気に走るよ」

司会者「寛平ちゃんの24時間マラソンでいえば、そろそろ武道館の屋根ぐらい見えてきたという感じですかね」

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コメント

初めてコメントします!aikoマラソン再開、心待ちにしていました!!

「花火」以来ずっとaiko聴いているのですが、「くちびる」はダントツで好きな曲です

「キスでおこして」も大好きです!そして「あした」のカップリング曲の「I'm Feeling Blue」も大好きです

音楽の知識は皆無なのですが、これらの曲は始まりから終わりまでの流れが心地よくて、ほんとに何度でも繰り返し聴いてしまいます

「くちびる」を初めて聴いたときは自然と涙が流れていました

aikoを聴いていると、よくあるんですけど、悲しいとか、共感とかではなく、体が熱くなって涙が勝手に溢れてくるのです

長くなってしまいましたが、もうすこしでゴールですね

最後まで楽しみにしています!

投稿: たま | 2013年5月25日 (土) 23時36分

どうも(TдT) アリガトウ

「くちびる」「キスでおこして」はいきなりスタンダードのような存在感がある。コレ、本物の大御所の歌手がカヴァーしたら面白いのに、と思っています。「キスでおこして」は和田アキ子とか天童よしみのような熱唱系の女性歌手が歌うと凄いと思うんダ。演歌・歌謡曲業界って意外と偏見ない世界なので(昔は排他的だったと思うけど)面白がってくれる人はいると思うのだが。「I'm Feeling Blue」は知らないや。比較的ブラックミュージック寄りという点でも「時シル」は「astral box」に近いですね。

投稿: kenzee | 2013年5月26日 (日) 02時30分

演歌業界は今面白いことになってるんですね!長良グループは面白そうです。演歌に興味のない僕もそそられます。演歌って相変わらず殿様商売スタイルでいるのかと思っていましたが、昨今はかなり様相が変わってるんですね。今日本で最もお金を持ってるのはシルバー世代なので、演歌業界がお客を呼び込むべくあれこれ取り組んでいるのは非常に良いことだと個人的に思います。

さて、時シルについてですが。

Akaは本当にいい曲ですね~。最初聴いた時はそれ程でもなかったんですが、聴く度に心に染み渡っていく感じがして。今年の3月に、NHKで放送された震災復興コンサートにてaikoはこの曲を歌ってました。BS放送枠でのみでしたが。選曲理由はkenzeeさんのコメント通りだと思います。それぐらいこの曲には恋愛を超えた力強さがあります。個人的にはカブトムシを超えたバラードなんじゃないかと思っています。

くちびるは安定感抜群ですよね。アルバムのリード曲でもありますし。ホント、なぜ今になってこんなど直球な曲が出てきたのか。スティーヴィーはフェイヴァリットなのでいつでも出せたはずなんですけどね。こういう曲(kenzeeさんの言う鼻歌のような曲)が今後のaikoのスタンダードになっていく気がしました。

白い道、冷たい嘘は衝撃でした。この2曲がaikoをもっと聴いてみようという気にさせてくれたのかもしれません。白い道はbeatや雲リンを未聴だった自分としては、メロディーでやられ、冷たい嘘は歌詞にKOされました。aiko自身もインタビューで言ってたんですが、このアルバムは生々しい表現が特徴的なんですよね。Akaの泣いてしまうなんてもったいないとか、向かい合わせのやだ、涙が出る、とか、冷たい嘘の冒頭とか、後に出てくる自転車の最後、とか。これまでは抽象的で独特な言い回しだったので歌詞は注視してなかったのですが、独特の言い回しなんだけどストレートな言葉、になったので歌詞も心に残るようになりました。

あぁ~、超長文駄文になってしまい申し訳ありません(><)

ゴールも見えてきたので、ファイトです!

投稿: ヨシピコ | 2013年5月26日 (日) 20時01分

もうすぐ終わりかぁ・・・次回も楽しみだけど、終わってしまうのはさみしいです。
カップリングまでお願いしますっ!

投稿: yuka | 2013年5月26日 (日) 23時59分

「キスでおこして」はシングル「ロージー」のカップリング曲(2曲目)ですな。

投稿: | 2013年5月27日 (月) 00時25分

ヨシピコさん。

どうも(TдT)アリガトウ。演歌って実はダウンロード多いんですよ。レコード協会の白書あるじゃないスか。そしたら日本のヒップホップより多いという。

投稿: kenzee | 2013年5月27日 (月) 00時48分

yukaさん。

もうイイカゲン終わらないとツライ。ていうかもう言うことがない。トホホ(;´д`)

投稿: kenzee | 2013年5月27日 (月) 00時49分

いつも読んでます!
冷たい嘘は聞く度にやすし風に「しっかし連絡ないナー」と頭でつぶやく奇病に侵されています。
一人じゃなくて安心しました\(^o^)/

それは別として時汁は歌詞も曲も今までになく耳に刺さる曲ばかりなので記事もとても楽しいです
aikoマラソンラストアルバム後半も期待してます!

投稿: yoshio | 2013年5月27日 (月) 20時46分

aikoファンです。゚(゚^ω^゚)゚。
曲のつくりとかわからないけど
aikoの世界観に救われています

記事はaikoのとこをざっくり読んだだけですが、ほんとにびっくりしました!
あと少しだけどがんばってください!

アンドロメダで好きになって以来
いろんな批評をきいてきましたが、こんな愛のある批評は始めてでした。

ありがとうございます(* ̄∀ ̄)

投稿: ほち | 2013年5月31日 (金) 11時56分

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